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有機ELテレビの2026年モデルは何が変わったか。ビエラ Z95C・ブラビア 8 II・LG C6 と型落ちの差

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有機ELテレビは、毎年春から秋にかけて新しいモデルが出ます。2026年もパナソニックが6月、LG が6月、ソニーが9月に新モデルを発売しました。新モデルが出ると前年モデルは値下がりしますが、どれだけ違うのかはメーカーによってかなり差があります。

ここでは、3社の2026年モデルと型落ちの違いを、メーカー発表と仕様をもとに整理しました。10年使った液晶テレビから買い替えるときに、省エネ性能をどう比べればいいかも書いています。

3社の新旧の違い

新モデル (発売)型落ち主な変更点
パナソニック Z95C (2026年6月19日)Z95B新世代のパネルと低反射フィルター。エンジンやスピーカーは共通
ソニー BRAVIA 8 II (2026年9月19日)BRAVIA 8パネルを一般的な有機ELから QD-OLED に変更、低反射フィルムを追加
LG C6 (2026年6月25日から順次)C5プロセッサー、最大リフレッシュレート、環境光と連動する映像モード

同じ「年次の更新」でも、中身の変わり方は3社で違います。パナソニックとソニーはパネルそのものが変わっていて、LG は処理まわりの改良が中心です。

パナソニック Z95C と Z95B

Z95C は「新世代プライマリーRGBタンデム」と呼ぶ有機ELパネルを採用し、発光効率を上げています。画面の表面には「低反射ブラックフィルターPro」を使い、照明や窓の映り込みを抑えました。

一方で、映像エンジン、Technics が監修した「360立体音響サウンドシステム+」、Fire TV OS、4K/144p の入力、USB ハードディスクへの録画といった部分は Z95B と共通です。

年間消費電力量は、55型で Z95C が176kWh/年、Z95B が180kWh/年、65型で198kWh/年と210kWh/年で、新しいパネルの分だけ少し下がっています。サイズは Z95C が55型と65型の2つで、77型が欲しければ Z95B を選ぶことになります。

日中に窓の光が画面に入る部屋なら、Z95C の低反射フィルターの効果は大きいはずです。夜に照明を落として見ることが多いなら、価格差の大きいうちは Z95B でも満足できる可能性が高いと思います。

ソニー BRAVIA 8 II と BRAVIA 8

3社のなかで変化が一番大きいのがソニーです。2026年9月19日に発売された BRAVIA 8 II (XR80M2 シリーズ) は、パネルを量子ドットを使う QD-OLED に変えました。前の BRAVIA 8 (XR80 シリーズ) は一般的な有機ELパネルなので、型番は続いていても中身は別のテレビと考えた方が実態に近いでしょう。低反射フィルムも新しく加わり、スタンドは4通りに付け替えられたものが2通りになっています。

サイズは55型 (K-55XR80M2) と65型 (K-65XR80M2) です。発売直後の市場想定価格は55型で46万円前後と高いので、BRAVIA 8 の在庫が残っているうちは価格差を見て決めることになります。

LG C6 と C5

LG の C6 は、プロセッサーが「α11 AI Processor 4K Gen3」に変わりました。周りの明るさに合わせて映像を調整する「アンビエント FILMMAKER MODE」も新しく入っています。ゲーム機やパソコンをつなぐ人に関係するのは最大リフレッシュレートで、C5 の144Hz から165Hz (VRR 時) に上がりました。

サイズは C6 が42・48・55・65型の4つです。C5 にあった77型と83型は、C6 にはありません。

ゲームで高いリフレッシュレートを使わないなら、映画やテレビ番組を見る分には C5 との差は小さめです。大画面が欲しい場合は、C5 の77型・83型を探すことになります。

10年前の液晶と省エネ性能を比べるとき

古いテレビから買い替えるとき、電気代がどれだけ変わるかは気になるところです。ただ、テレビの年間消費電力量は2021年5月の省エネ法改正で測定方法が変わりました。電子情報技術産業協会 (JEITA) のガイドラインでも、2012年度基準と2026年度基準では年間消費電力量や達成率が異なる場合がある、と注意書きを入れるよう求めています。

10年前の液晶テレビのカタログ値と、いまの有機ELテレビのカタログ値を並べても、単純には比べられないということです。比べるなら、同じ基準 (省エネラベルの「目標年度」が同じもの) で表示されている機種どうしにしてください。

年間消費電力量は、1日5.1時間テレビを見て、残りの18.9時間は待機している (番組表の取得を含む) という条件で計算されています。電気代の目安は、この値に電力単価をかければ出せます。パナソニック Z95C の55型 (176kWh/年) なら、目安単価 31円/kWh で年間約5,460円です。見る時間が長い家庭ほど、実際の電気代はこれより増えます。

店ごとの価格

パナソニック

ソニー

LG

出典

  • パナソニック VIERA Z95C / Z95B 製品情報 (販売店の比較記事で年間消費電力量を照合)
  • ソニー プレスリリース「QD-OLEDパネル搭載 4K有機ELテレビ『BRAVIA 8 II』シリーズを発売」、AV Watch
  • 価格.com 新製品ニュース「LG OLED evo AI C6」、AV Watch (OLED C5)
  • 電子情報技術産業協会「テレビ省エネ性表示についてのガイドライン」(2021年12月)

FAQ

Q.パナソニック Z95C と型落ちの Z95B は何が違いますか?
A.Z95C は「新世代プライマリーRGBタンデム」有機ELパネルと「低反射ブラックフィルターPro」を採用し、発光効率と映り込みの少なさを改善しています。映像エンジン、Technics 監修のスピーカー、Fire TV OS などは共通です。サイズは Z95C が55・65型、Z95B は77型もあります。発売直後は価格差が大きいので、映り込みの多い部屋でなければ Z95B を選ぶ考え方もあります。
Q.ソニーの BRAVIA 8 II と BRAVIA 8 はどちらを選べばいいですか?
A.パネルの種類が違います。BRAVIA 8 II (XR80M2) は量子ドットを使った QD-OLED パネルと低反射フィルムを採用し、2026年9月19日に発売されました。前の BRAVIA 8 (XR80) は一般的な有機ELパネルです。色の鮮やかさや明るい部屋での見やすさを重視するなら BRAVIA 8 II、価格を優先するなら在庫のある BRAVIA 8 という選び方になります。
Q.10年前の液晶テレビと今の有機ELテレビの電気代は、年間消費電力量で比べられますか?
A.正確には比べられません。テレビの年間消費電力量は2021年5月の省エネ法改正で測定方法が変わり、2012年度基準と2026年度基準の値は異なる場合があります。同じ基準で表示されている機種どうしで比べてください。電気代の目安を出すなら、年間消費電力量に電力単価 (目安31円/kWh) をかけます。パナソニック Z95C の55型 (176kWh/年) なら年間約5,460円です。
Q.LG の C6 と C5 は何が違いますか?
A.C6 はプロセッサーが α11 AI Processor 4K Gen3 になり、環境光センサーと連動する「アンビエント FILMMAKER MODE」が加わりました。ゲームなどで使う最大リフレッシュレートも、C5 の144Hz から165Hz (VRR 時) に上がっています。サイズは C6 が42・48・55・65型で、C5 にあった77・83型はありません。

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