メインコンテンツへスキップ
EC最安値.com

比較記事 / オイルヒーター

デロンギのヒーターは型番で何が違う? オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの畳数・重さ・電気代

EC最安値.com 編集部比較・掲載方針

この記事はプロモーションを含みます広告について

子供部屋にエアコンの温風が直接当たるのが気になって、デロンギのヒーターを調べ始めると、RHJ35M1015、MDHS15、IDH15 といった型番が並んでいて、どれがオイルヒーターなのかも分かりにくいはずです。実は、デロンギの「マルチダイナミックヒーター」はオイルを使っていません。

先に部屋の広さとの関係を書いておくと、6畳前後の子供部屋なら1200W機、8〜10畳の寝室なら1500W機が目安です。14畳を超えるリビングは、1500Wが上限のこの種類のヒーターでは足りません。電気代もエアコンの数倍かかるので、「乾燥しにくく、風がなく、静か」という点にお金を払う暖房だと思って読んでください。

デロンギの型番を読む

デロンギの暖房器具は、型番の頭でおおまかな種類が分かります。

型番の頭種類主な機種
RHJ、JREオイルヒーターアミカルド RHJ35M、ベルカルド RHJ75V、ヴェルティカルド RHJ21F、JRE0812
MDHSマルチダイナミックヒーター (オイルなし)MDHS15、MDHS09
IDHマルチダイナミックヒーター ソラーレ (オイルなし)IDH15、IDH15WIFI
MDHU、MDHAA、MDHマルチダイナミックヒーターの旧型番公式サイトの現行ラインアップには載っていない

オイルヒーターの数字はフィン枚数とワット数

オイルヒーターの型番末尾の4桁は、前の2桁がフィン (放熱板) の枚数、後ろの2桁が消費電力です。ベルカルド RHJ75V0915 は9枚フィンで1500W、アミカルド RHJ35M0812 は8枚フィンで1200W、RHJ35M1015 は10枚フィンで1500Wです。部屋の広さに関わるのは後ろの2桁で、フィンの枚数ではありません。

その前の「35M」「75V」「21F」がシリーズを表します。アミカルド (35M) はフィンの平均表面温度が約70℃、ベルカルド (75V) とユニカルド (65L) は幅広のX字型フィンで約60℃、ヴェルティカルド (21F) は穴あきのサーマルカットフィンで約80℃です。子供が触る可能性がある部屋では、この表面温度の差が機種選びの材料になります。

ユニカルド RHJ65L0915 は、デロンギ公式の楽天・Yahoo!ショッピング店で「直営店限定モデル」として売られていますが、メーカーサイトのオイルヒーター一覧には載っていません。

マルチダイナミックヒーターの MDHS・MDHU・MDHAA・IDH

マルチダイナミックヒーターは、型番の数字がそのまま消費電力です (MDHS15 は1500W、MDHS09 は900W)。間に入る英字で世代と操作方法が変わります。

MDHS は2023年9月に出たシリーズで、表示と操作が一体になった「ディスプレイノブ」で操作し、リモコンは付きません。その前の MDHU はクリック式のノブにリモコンが付いたモデル、MDHAA は Wi-Fi でスマホから操作できるモデルでした。どちらも公式サイトの現行ラインアップから外れているので、店頭や通販で見かけたら流通在庫か中古です。

IDH15 は「ソラーレ」という名前の別系統で、発熱体を横向きに配置して足元から暖めることをうたっています。Wi-Fi 対応の IDH15WIFI が2023年10月、Wi-Fi なしの IDH15 が2024年9月に発売されました。IDH15WIFI には2026年9月18日に黒色の IDH15WIFI-BB が加わっています。末尾の -BB、-AB、-WB、-WG、-AG は色の違いで、性能は変わりません。

現行7機種の仕様

デロンギの現行機から寝室・子供部屋向けの6機種と、比較用にアイリスオーヤマの1200W機を並べました。

機種種類消費電力の段階広さの目安質量表面温度発売
デロンギ ベルカルド RHJ75V0915オイル1500 / 900 / 600W10〜13畳約16.5kg約60℃2016年9月
デロンギ アミカルド RHJ35M1015オイル1500 / 900 / 600W10〜13畳約14.5kg約70℃2021年9月
デロンギ アミカルド RHJ35M0812オイル1200 / 700 / 500W8〜10畳約12.5kg約70℃2018年9月
デロンギ MDHS15オイルなし1500 / 1200 / 900 / 600 / 300W10〜13畳約12.5kg—2023年9月
デロンギ MDHS09オイルなし900 / 600 / 300W6〜8畳約8.5kg—2023年9月
デロンギ ソラーレ IDH15オイルなし1500〜300W の5段階10〜13畳約7.7kg—2024年9月
アイリスオーヤマ IOH-1208KSオイル1200 / 700 / 500W8畳 (約13m²)約10.5kg——

デロンギの「広さの目安」は2つの数字を並べていて、小さいほうが日本電機工業会の自主基準、大きいほうがデロンギの自社実験 (新省エネルギー基準、外気温5℃、5面接触) によるものです。この自社実験の条件は、断熱の効いた部屋を想定しています。価格.comの仕様欄では、デロンギの1500W機は木造6畳・コンクリート10畳と分けて載っています。木造の戸建てや窓の大きい部屋なら、小さいほうの数字よりさらに狭く見積もるのが安全です。

デロンギのオイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの保証は3年で、製品登録すると5年に延びます (後述)。アイリスオーヤマの IOH-1208KS は1年です。

オイルありとオイルなし、値段の差に見合う違いはあるか

同じ1500Wなら、どちらも出せる熱の上限は1.5kWで、電気を熱に変える効率も変わりません。電気ヒーターは使った電力がほぼそのまま熱になるので、「マルチダイナミックヒーターだから同じ暖かさで電気代が半分」ということは起きません。

差が出るのは制御と重さです。MDHS15 は1500Wから300Wまで5段階で電力を切り替え、デロンギはこれを「オートアダプティブテクノロジー」と呼んでいます。室温と設定温度の差に合わせて最低限の電力で運転するので、設定温度を行き過ぎる無駄は減ります。オイルヒーターの最小段階は600W (1200W機は500W) なので、断熱のよい部屋で少しだけ暖めたい時間帯には、300Wまで下げられるほうが細かく合わせられます。デロンギは立ち上がりの速さも「従来比2倍」としていますが、これは11畳の部屋・外気温5℃でのメーカー試験の値です。

もうひとつは重さです。ベルカルドの約16.5kgに対して MDHS15 は約12.5kg、ソラーレ IDH15 は約7.7kgです。夜は寝室、昼は子供部屋というように部屋を移しながら使うなら、この差は毎日効いてきます。階段を持って上がる場面を想像すると、オイルヒーターの重さはかなりの負担です。

一方、価格はデロンギ直販の表示価格で比べると、アミカルド RHJ35M1015 が4万円台、MDHS15 が7万円台、IDH15 が8万円台です。一部屋を据え置きで暖めるだけなら、オイルヒーターで不足を感じる場面は多くありません。

1時間・1か月の電気代

電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhで計算しています。デロンギの公式FAQも同じ単価で、1500W機の強を約47円/時、中を約28円/時、弱を約19円/時としています。

運転時の消費電力1時間1日8時間×30日24時間×30日
1500W (1500W機の強)約46.5円約11,160円約33,480円
1200W (1200W機の強)約37.2円約8,928円約26,784円
900W (1500W機の中)約27.9円約6,696円約20,088円
700W (1200W機の中)約21.7円約5,208円約15,624円
600W (1500W機の弱)約18.6円約4,464円約13,392円
500W (1200W機の弱)約15.5円約3,720円約11,160円
300W (MDHS・IDH15 の最小)約9.3円約2,232円約6,696円

サーモスタットで実際はどこまで下がるか

表の金額は、その電力で通電し続けた場合です。デロンギはユニカルドの取扱いについて「通常は電力レベル『強』のまま使う」よう案内していて、強の設定は「0〜約1500W」と書かれています。設定温度に届くとサーモスタットが通電を止め、下がるとまた通電するので、1時間あたりの平均はこの間のどこかに落ち着きます。

どこに落ち着くかは、部屋から逃げる熱の量でほぼ決まります。暖房器具は、壁や窓から逃げた分の熱を補っているだけだからです。断熱のよい集合住宅の部屋ほど通電が止まっている時間が長くなり、窓が大きい木造の部屋では強のまま止まらない時間が長くなります。寝室を毎晩8時間暖めて、平均が600Wなら月4,500円前後、900Wなら月6,700円前後と見ておくと、請求額を見て驚くことは減ります。

自分の部屋での実際の値を知りたい場合は、コンセントに挟んで消費電力量を測る電力計 (ワットチェッカー) を使うと、1晩で何kWh使ったかが分かります。強のまま設定温度に届かず、ずっと1500Wで動いているなら、その部屋にはヒーターの能力が足りていません。

エアコン暖房と比べると

エアコンは外の空気から熱を集めて室内に運ぶので、使った電力より多くの熱を出せます。ダイキンの6畳用エアコン S226ATES (2026年モデル) のカタログ値では、定格の暖房能力2.2kWに対して消費電力は470Wです。使った電力の約4.7倍の熱を出している計算になります。

この効率のまま、1500Wのオイルヒーターと同じ1.5kWの熱を出すと、消費電力は約320Wです。上の例のように寝室の平均が900W相当の熱だったとすると、オイルヒーターは1日8時間×30日で約6,700円、同じ熱をエアコンで出すと約1,400円になります。外気温が下がるとエアコンの効率は落ち、霜取り運転も入るので、真冬はこの差が縮みます。それでも、電気代でオイルヒーターがエアコンに勝つことはありません。

能力の上限にも差があります。いちばん小さい6畳用の S226ATES でも暖房能力は最大3.9kWまで出せますが、オイルヒーターは1500Wの機種で1.5kWが上限です。

オイルヒーターをやめたほうがいい部屋

家庭用のコンセントは1口15A (100V) なので、コンセントにつなぐ暖房器具は1500Wが上限です。どのメーカーの1500W機も、出せる熱は同じ1.5kWで頭打ちになります。

14畳を超えるリビング、吹き抜けのある部屋、断熱の弱い木造の広い部屋では、1台では能力が足りず、強のまま設定温度に届かない時間が長くなります。2台に増やすとブレーカーの回路も分ける必要があり、電気代は1時間90円を超えます。こうした部屋はエアコンを主にしたほうが、暖かさでも電気代でも有利です。

エアコンが部屋にあって、不満が「乾燥する」ことだけなら、オイルヒーターより加湿器を足すほうが安く済みます。加湿器の電気代は加湿器の比較記事で方式ごとに計算しています。帰宅してすぐ部屋を暖めたい人にも、オイルヒーターは向きません。タイマーで帰宅や起床の1時間ほど前から動かす使い方が前提になります。

部屋の広さ別に選ぶなら

6畳前後の子供部屋

1200W機で足ります。デロンギなら アミカルド RHJ35M0812 で、表面温度は約70℃、チャイルドロックと24時間タイマーが付いています。予算を抑えるならアイリスオーヤマの IOH-1208KS も1200W・3段階で、価格は1万円台です。ただし、ダイヤルで操作するシンプルな機種で、メーカーの仕様欄にタイマーやチャイルドロックの記載はなく、保証も1年です。小さな子供の部屋に置くなら、チャイルドロックを明記した機種のほうが安心です。

900Wの MDHS09 は約8.5kgと軽いものの、日本電機工業会基準の広さの目安は約6畳で、価格はアミカルドの1500W機より高くなります。軽さが必要な場合以外は、選ぶ理由が少ない機種です。

8〜10畳の寝室

1500W機を選びます。据え置きで使い、ベッドから離れた場所で操作したいなら、リモコンと24時間デジタルタイマーの付いた ベルカルド RHJ75V0915 が向いています。表面温度も約60℃と、デロンギのオイルヒーターの中では低めです。2016年9月発売と古い機種ですが、公式サイトの現行ラインアップに残っています。

価格を抑えたい場合は、同じ1500Wの アミカルド RHJ35M1015 が候補です。リモコンはなく、表面温度は約70℃になります。

部屋を移しながら使う、持ち運びを重視する

重さを優先するなら、約12.5kgの MDHS15 か、約7.7kgの ソラーレ IDH15 です。MDHS15 のタイマーは「何時間後に入れる・切る」を決める方式で、毎朝6時のように時刻を決めて繰り返す予約はできません。スマホからの操作や外出先からの電源オンが必要なら IDH15WIFI になりますが、直販価格は10万円近くになり、ここまで出す必要がある人は限られます。

寝室・子供部屋に置く前に確認すること

デロンギのマルチダイナミックヒーターの取扱説明書では、壁やカーテン、コンセントから20cm以上、人や家具から1m以上離すよう求めています。寝室では、寝起きにつまずかないよう、また寝具に近づかないよう、ベッドから1m以上の距離を取るよう書かれています。6畳の部屋でベッドと机を置くと、この距離を確保できる場所は意外に限られるので、買う前に置き場所を測っておくと失敗しません。

電源は、定格15A (100V) のコンセントを単独で使い、延長コードやテーブルタップは使わないよう指示されています。1500W機は1台でコンセント1口の上限まで使うので、同じ回路でドライヤーや電子レンジを使うとブレーカーが落ちることがあります。

表面温度の約60〜80℃は、一瞬触れても大やけどしにくいという意味で、長く触れていてよい温度ではありません。ハイハイの時期の子供がいる部屋では、手の届く位置に置かない工夫が必要です。

保証を5年にする手続きと、安く買うときの注意

デロンギのオイルヒーターとマルチダイナミックヒーターは、会員プログラム「De'Longhi Family」に製品を登録すると、メーカー保証が3年から5年に延びます。登録は購入日から6か月以内が条件で、それを過ぎると延長されません。デロンギの公式サイトで買った場合は自動で登録されますが、ほかの店で買った場合は購入店と購入日が分かる書類が必要です。通販で安い店を選ぶときも、領収書や購入履歴は残しておいてください。

MDHU や MDHAA のような旧型番が安く出ていても、流通在庫か中古の可能性が高いので、新品で保証が付くかどうかを確かめてから選んでください。

布団を乾かして寝床を温めておく方法もあわせて考えるなら、布団乾燥機の比較記事も参考になります。

出典

  • デロンギ・ジャパン 公式サイト オイルヒーター・マルチダイナミックヒーター製品一覧、各製品ページ (RHJ75V0915-GY、RHJ35M1015-BK、RHJ35M0812-DG、MDHS15-BK、MDHS09-BK、IDH15-AG)
  • デロンギ・ジャパン よくあるご質問「マルチダイナミックヒーター・オイルヒーターの電気代はいくらですか?」「(RHJ65Lシリーズ) 電力レベルの設定」
  • デロンギ マルチダイナミックヒーター MDHS15 / MDHS12 / MDHS09 取扱説明書
  • デロンギ・ジャパン プレスリリース (MDHS15・MDHS09 2023年9月1日発売、ソラーレ IDH15・IDH15WIFI 2024年9月3日発売、IDH15WIFI-BB)
  • 家電 Watch「デロンギ、無風ヒーター最上位機種に新色ブラック」
  • デロンギ公式 Yahoo!ショッピング店 ユニカルド RHJ65L0915・ベルカルド RHJ75V0915-GY 商品情報
  • De'Longhi Family (デロンギ公式サイト)
  • アイリスオーヤマ オイルヒーター ストレートフィン IOH-1208KS-W 製品情報
  • ダイキン工業 住宅設備用カタログ 壁掛形エアコン Eシリーズ S226ATES-W 仕様
  • 価格.com 各製品の仕様欄 (適用床面積、質量、発売日)
  • 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価

FAQ

Q.デロンギのオイルヒーターとマルチダイナミックヒーターは何が違いますか?
A.オイルヒーター (型番が RHJ や JRE で始まるもの) は密閉したオイルを電気で温めて放熱します。マルチダイナミックヒーター (MDHS、IDH) はオイルを使わず、内部の発熱体で直接暖めます。同じ1500Wなら出せる熱量の上限は同じですが、マルチダイナミックヒーターは電力を300Wから1500Wまで5段階で細かく切り替え、本体も軽くなっています (MDHS15 は約12.5kg、ベルカルド RHJ75V0915 は約16.5kg)。価格はマルチダイナミックヒーターのほうが高めです。
Q.デロンギのオイルヒーターの型番の数字は何を表していますか?
A.型番末尾の4桁は、上2桁がフィンの枚数、下2桁が消費電力です。RHJ75V0915 なら9枚フィンの1500W、RHJ35M0812 なら8枚フィンの1200Wです。マルチダイナミックヒーターは MDHS15 の「15」、MDHS09 の「09」がそれぞれ1500W、900Wを表します。最後のハイフン以下 (-BK、-GY など) は色の違いです。
Q.1500Wのオイルヒーターの電気代は1か月いくらですか?
A.目安単価31円/kWhで計算すると、強 (1500W) で運転し続けた場合は1時間約46.5円、1日8時間×30日で約11,160円です。中 (900W) なら約6,696円、弱 (600W) なら約4,464円です。実際はサーモスタットが室温に応じて通電を止めるので、部屋が設定温度に届いていればこれより安くなります。逆に、強のまま設定温度に届かない部屋では上限の金額に近づきます。
Q.何畳の部屋までオイルヒーター1台で暖められますか?
A.デロンギの1500W機は「〜13畳」と表示していますが、これはデロンギ自社実験 (新省エネルギー基準、外気温5℃、5面接触) の値で、日本電機工業会の自主基準では約10畳です。価格.comの仕様欄では木造6畳・コンクリート10畳と分けて載っています。木造の部屋や窓の大きい部屋では、下の数字を基準にしてください。家庭用コンセントの都合で1台1500Wが上限なので、14畳以上のリビングを1台で暖めるのは難しいです。
Q.エアコンと比べてどれくらい電気代が違いますか?
A.ダイキンの6畳用エアコン S226ATES は、定格条件で2.2kWの熱を470Wの電力で出します。同じ1.5kWの熱をこの効率で出すと約320Wなので、1500Wのオイルヒーターの5分の1ほどです。外気温が下がるとエアコンの効率は落ちますが、電気代はエアコンのほうが大幅に安くなります。オイルヒーターを選ぶ理由は、風が出ない、運転音が静か、といった快適さの側にあります。

関連記事

← 比較記事一覧に戻る

デロンギのヒーターは型番で何が違う? オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの畳数・重さ・電気代 | EC最安値.com