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マグニフィカ スタート ECAM22020・22062・22080は何が違う? マグニフィカS・イーヴォも並べて1杯の費用と置き場所を確認

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年末の贈り物にデロンギの全自動コーヒーマシンを考えて通販サイトを開くと、「マグニフィカ スタート」という同じ名前で ECAM22020、ECAM22062、ECAM22080GB の3つの型番が並んでいて、価格は数万円ずつ違います。その下にマグニフィカS、上にマグニフィカ イーヴォもあります。

取扱説明書の仕様表を並べると、5機種とも消費電力1450W、本体の幅は24cm前後、重さは9.5〜10kgで、豆を挽いて抽出するところはほとんど変わりません。値段の差になっているのは、ミルクを自動で泡立てるかどうかと、ボタン1つで出せるメニューの組み合わせです。ここではその違いを型番ごとに整理し、買ったあとにかかる豆・消耗品の費用、置き場所に必要な寸法、保証の延ばし方まで確認します。

5機種の仕様を並べる

数値はデロンギの取扱説明書と公式サイトの仕様です。確認できなかった項目は「—」にしています。

マグニフィカS ECAM22112スタート ECAM22020スタート ECAM22062スタート ECAM22080GBイーヴォ ECAM29081XTB
発売—2023年11月2024年11月2026年3月2024年3月 (ECAM29081TB から型番変更)
ミルク手動 (スチームノズル)手動 (スチームノズル)自動 (ラテクレマ ホット)自動 (ラテクレマ ホット)自動 (ラテクレマ)
ワンタッチのメニューエスプレッソ、カフェ・ジャポーネエスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、給湯エスプレッソ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ、給湯エスプレッソ、スペシャルティ、カプチーノ、ラテマキアート、給湯エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ、ラテマキアート、マイラテ、給湯
操作部ボタンとダイヤルタッチパネルタッチパネルタッチパネルタッチパネル
本体寸法 (幅×奥行×高さ)238×430×350mm240×440×350mm240×440×350mm240×440×350mm240×445×360mm
質量9.5kg9.5kg9.5kg9.5kg10kg
水タンク1.8L1.8L1.8L1.8L1.9L
豆ホッパー250g250g250g—230g
カス受け最大20杯分15回分 (1杯抽出)最大15杯—最大15杯分
ウォーターフィルター取扱説明書に記載なし1個付属1個付属—1個付属

ECAM22080GB は取扱説明書が公開されておらず、寸法と質量は価格.com に掲載されたメーカー発表の数値です。

ミルクをどうするかで選ぶ

ブラックだけなら手動式の ECAM22020

エスプレッソとマグカップのブラックしか飲まないなら、自動ミルクの機種を選ぶ理由はあまりありません。ECAM22020 には、ハンドドリップのように蒸らしてから抽出するカフェ・ジャポーネ (約180mL) と、すっきりした味わいをうたうスペシャルティ (約180mL) の2つのブラックメニューがあります。カプチーノを作りたい日は、スチームノズルでミルクジャグの牛乳を泡立てます。泡立てには慣れが要りますが、使ったあとの手入れは、お湯を数秒出してノズルを流し、先端のフロッサーを外して洗う程度です。

カプチーノを毎日飲むなら自動式

ECAM22062、ECAM22080GB、イーヴォは、牛乳を入れたミルクコンテナを本体に差してボタンを押すと、泡立てたミルクまで自動で注ぎます。手間がなくなるわけではなく、取扱説明書ではミルクメニューを作るたびにノズルの自動洗浄ボタンを押し、一日の終わりにはコンテナに残った牛乳を捨てて、ノズルや吸入チューブを外してぬるま湯と食器用洗剤で洗うよう求めています。コンテナ本体は50℃以下のコースなら食器洗い機も使えます。毎日カプチーノを飲むなら、この分解洗浄が毎晩の作業になります。ミルクメニューを飲むのが週末だけなら、手動で泡立てる手間とどちらが軽いかを比べて選んでください。

ECAM22062 と ECAM22080GB はメニューが入れ替わっている

ECAM22080GB は ECAM22062 の上位機として並べられがちですが、メニューを見ると一方が他方を含む関係ではありません。ECAM22062 はカフェ・ジャポーネがあってスペシャルティがなく、ECAM22080GB はスペシャルティとラテマキアートがあってカフェ・ジャポーネがありません。デロンギのプレスリリースでも、ECAM22080GB のコーヒーメニューはエスプレッソとスペシャルティの2種類と説明されています。

カフェ・ジャポーネの蒸らし抽出が好みなら ECAM22062、ラテマキアートも飲みたいなら ECAM22080GB です。両方欲しい場合は、6つのメニューをそろえたイーヴォ ECAM29081XTB になります。イーヴォは水タンクが1.9Lと少し大きく、豆ホッパーは230gと少し小さく、高さは1cm高い360mmです。

マグニフィカSで足りる人

マグニフィカS ECAM22112 は、メニューがエスプレッソとカフェ・ジャポーネの2つで、操作はボタンとダイヤルです。マグニフィカ スタートと比べると、スペシャルティがないこと、カフェ・ジャポーネの量が1杯約120mL・2杯約240mL の固定で変えられないこと、取扱説明書にウォーターフィルターの記載がないことが違います。反対に、カフェ・ジャポーネを2杯同時に淹れられるのはマグニフィカSだけで、ECAM22020 のカフェ・ジャポーネは1杯ずつです。カス受けも最大20杯分と大きめです。デロンギ公式ストアでは5機種の中でいちばん安く売られているので、ブラックを飲めれば十分という人には現実的な選択肢です。

型番末尾の文字と、Amazon 限定の型番

型番の最後の B はブラック、W はホワイト、GB はグレーとブラックの配色を表し、ECAM22020B と ECAM22020W の中身は同じです。ECAM29081XTB は2024年3月に ECAM29081TB から型番が変わったもので、価格.com の新製品ニュースによると、変更点は操作パネルのボタン位置、ミルクノズル洗浄のタイミングの分かりやすさ、ミルクコンテナの接続部の色です。挙げられた変更点に、抽出やメニューに関わるものは含まれていません。

Amazon.co.jp では ECAM22022GB という「Amazon.co.jp限定」のマグニフィカ スタートも売られています。デロンギの日本向けサイトには仕様が載っていないので、選ぶ場合は商品ページのメニュー数と付属品を ECAM22020 と見比べてください。もうひとつ、ECAM290.62.B のように数字の途中にドットが入った型番は海外向けの表記です。日本向けの取扱説明書の定格は100Vなので、出品者と電圧の表記を確かめてから選んでください。

1杯あたりの費用と、1年の消耗品

豆代

費用のほとんどは豆です。取扱説明書に載っている1杯あたりの豆量に、200gで1,500円の豆 (1gあたり7.5円。価格は計算用の例) を当てはめると次のようになります。

メニュー (ECAM22020 の初期設定量)豆量豆代
エスプレッソ 1杯 (約30mL)8〜12g60〜90円
スペシャルティ (約180mL)8〜14g60〜105円
カフェ・ジャポーネ (約180mL)10〜18g75〜135円

豆量はコーヒーの濃さの設定で変わります。デロンギは ECAM22080GB について、豆・水道代・牛乳・電気代をすべて含めてコーヒー1杯約85円、カプチーノ約105円 (同社が2025年11月に算出) と公表していて、上の計算とおおむね合います。

ウォーターフィルターと除石灰剤

豆以外に定期的に買うのは、ウォーターフィルターと除石灰剤です。デロンギ公式ストアの価格で計算します。

消耗品価格交換・使用の目安1年の費用
ウォーターフィルター DLSC0021,980円 (1個)使用開始から2か月、または3週間以上使わなかったとき6個で11,880円
除石灰剤 DLSC500 (500mL)2,480円 (5回分)除石灰のランプが点いたとき1回あたり496円
除石灰剤 DLSC200 (100mL×2本)1,480円 (2回分)同上1回あたり740円

除石灰のお知らせが出る間隔は、本体に設定した水硬度と抽出するメニューで変わり、デロンギは回数の目安を公表していません。仮に年4回とすると、500mL ボトルで約2,000円です。ウォーターフィルターを通年使うと、豆代とは別に年1万4,000円ほどかかる計算になり、1日2杯なら1杯あたり約19円の上乗せです。

フィルターは付属の1個を使い切ったあと、買い足すかどうかを選べます。取扱説明書では石灰の付着を減らす部品として説明されていて、付けていても付けていなくても、除石灰のお知らせが出たら洗浄する点は変わりません。もうひとつ、豆ホッパーは250g入りますが、取扱説明書はホッパーに残った豆を3日以内に使うよう勧めています。1日2杯なら、入れておくのは3日分の80g前後にとどめると、この目安に収まります。

毎日と毎月の手入れ

電源を入れたときと切ったときに、本体が自動でお湯を流して抽出経路を洗います。毎日やるのはカス受けとトレイの水を捨てることで、カス受けは1杯ずつ淹れて15回分でいっぱいになります。

月に1回は、抽出ユニットのふたを開けてユニットを取り出し、流水で洗います。洗剤や食器洗い機は使えず、水に浸けることもできません。動きが固くなってきたら別売の専用グリースを塗ります。2日以上使わなかったときは、手動の内部洗浄を2〜3回行うよう書かれています。水は水道水か、硬度90mg/L以下の軟水のミネラルウォーターが前提です。ミネラルウォーターや浄水器の水を使う場合は、塩素による殺菌効果がないので、週に1度は水道水で内部洗浄をします。

除石灰は、ランプが点いたら除石灰剤と水をタンクに入れて実行します。洗浄そのものは15〜20分ですが、すすぎを含めると1時間ほどかかり、途中で止められません。出かける前ではなく、時間のあるときに始めます。

置き場所に必要な寸法

取扱説明書では、本体の左側と背面に5cm以上、右側と上部に20cm以上の空きを求めています。マグニフィカ スタートなら、幅24+5+20で49cm、奥行44+5で49cm、高さ35+20で55cm の空間が必要です。吊り戸棚の下に置くなら、天板から戸棚の下面まで55cm 以上あるかを測ってください。

扉付きの収納棚やキャビネットの中に入れたまま使うことは禁止されています。家電収納のスライド棚に置く場合も、扉を閉めたまま使わないようにします。室温が0℃以下になる場所も、内部に残った水が凍って故障の原因になるので避けます。

ドリップ式で足りる人

ここまでの手入れや設置条件を読んで負担に感じたなら、ミル付きのドリップ式コーヒーメーカーを検討する価値があります。エスプレッソとミルクメニューは作れませんが、豆を挽いてドリップするところまでは自動で、本体価格はデロンギの半分以下が中心です。家族の分をまとめて淹れたい場合も、1杯ずつ抽出するマグニフィカ スタートのカフェ・ジャポーネより向いています。

機種本体寸法 (幅×奥行×高さ)質量容量ミル主な特徴
シロカ カフェばこPRO SC-C26116.6×27.3×42.1cm (サーバー除く)4.1kg (サーバー含む)最大使用水量0.83Lコーン式豆と水の計量が不要、豆ホッパー最大約200g、抽出温度2種類、デカフェコース、マグに直接抽出
パナソニック NC-A5722.0×24.5×34.5cm3.0kg5カップ (670mL)—沸騰浄水、活性炭フィルター、デカフェ豆コース、ミル部の自動洗浄
メリタ アロマフレッシュ AFG622-1B23.5×20.5×41.6cm3.5kg750mL (6杯用)コニカル式ガラスポットと保温ヒーター、カルキ洗浄のお知らせ

シロカのカフェばこPRO は型番が分かれていて、2025年11月にドリッパーの形を変えた SC-C261 (ガラスサーバー) と SC-C281 (ステンレスサーバー) が出ました。同じページに載っている CM-6C271 は、寸法と消費電力 (750W) が SC-C261 と同じで、ステンレスフィルターが付属する代わりにデカフェコースがありません。デカフェを飲まないならどちらでもよく、ペーパーフィルターを使わずに済ませたいなら CM-6C271 の方が付属品のぶん得です。

パナソニック NC-A57 は2018年発売と古い機種ですが、沸騰浄水と活性炭フィルターの機能を備えていて、水道水をそのまま使う家庭に向きます。高さ34.5cm と3機種の中でいちばん低く、吊り戸棚の下にも置きやすい寸法です。

保証と、通販で安く買うときの確認

デロンギの全自動コーヒーマシンのメーカー保証は1年ですが、無料のメンバーシップ De'Longhi Family に製品を登録すると3年に延びます。条件は次のとおりです。

  • 購入日から6か月以内に、WEB から登録する
  • レシート、領収書、納品書など、購入店・購入日・商品が分かる画像を添付する (デロンギ公式サイトで2024年8月1日以降に買った場合は自動登録)
  • 家庭での使用に限る
  • 修理を頼むときに、登録者であることを自分で申告する

登録には購入証明の画像が要るので、楽天市場や Yahoo!ショッピングの安いショップで買うときも、領収書や納品書が出るかを確かめておきます。贈り物にするなら、本体と一緒に購入証明の写しを渡しておくと、受け取った人が自分で登録できます。取扱説明書の保証規定にも、贈答品で購入店に相談できない場合はデロンギに直接連絡するよう書かれています。

価格を比べる

同じデロンギのオイルヒーターは、オイルヒーターの比較記事で扱っています。

出典

FAQ

Q.マグニフィカ スタートの ECAM22020 と ECAM22062 は何が違いますか?
A.本体寸法 (幅240×奥行440×高さ350mm)、質量9.5kg、水タンク1.8L、豆ホッパー250g は同じです。違いはミルクで、ECAM22020 はスチームノズルで自分で泡立てる手動式、ECAM22062 はミルクコンテナから自動で泡立てるラテクレマ ホットを積み、カプチーノがワンタッチになります。その代わり ECAM22062 にはスペシャルティのメニューがありません。ブラックだけなら ECAM22020 で足ります。
Q.ECAM22080GB は ECAM22062 の後継ですか?
A.どちらもラテクレマ ホット搭載のマグニフィカ スタートですが、メニューが入れ替わっています。2026年3月発売の ECAM22080GB はエスプレッソ、スペシャルティ、カプチーノ、ラテマキアート、給湯で、ECAM22062 にあるカフェ・ジャポーネがありません。ECAM22062 はエスプレッソ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ、給湯です。マグカップでブラックを飲むことが多いなら、カフェ・ジャポーネのある ECAM22062 も候補に残ります。
Q.全自動コーヒーマシンは1杯いくらかかりますか?
A.ほとんどは豆代です。取扱説明書の豆量はカフェ・ジャポーネ (180mL) で10〜18g なので、200g 1,500円の豆 (計算用の例) なら1杯75〜135円です。デロンギは ECAM22080GB について、豆・水道・牛乳・電気代込みでコーヒー1杯約85円、カプチーノ約105円と公表しています。これにウォーターフィルター (1,980円、最長2か月) を通年使うと年11,880円が加わります。
Q.ウォーターフィルターは使わないといけませんか?
A.必須ではありません。ECAM22020、ECAM22062、イーヴォ ECAM29081XTB には石灰の付着を減らす部品として1個付属し、交換は使用開始から2か月、または3週間以上使わなかったときが目安です。使わない場合も、水硬度の設定に応じて除石灰のお知らせが出るので、その都度除石灰剤で洗浄します。マグニフィカS (ECAM22112) の取扱説明書にはウォーターフィルターの記載がありません。
Q.デロンギの保証を3年にするにはどうすればいいですか?
A.無料の De'Longhi Family に製品を登録すると、通常1年の保証が3年になります。購入日から6か月を超えて登録すると延長されません。登録にはレシートや納品書など、購入店・購入日・商品が分かる画像が必要です。修理を依頼するときは、登録者であることを自分で申告する必要があります。贈り物にする場合は、購入証明の写しを一緒に渡しておくと登録できます。

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