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比較記事 / 電気シェーバー

ブラウン シリーズ9 Pro+ とラムダッシュPRO 6枚刃、型番の違いと5年分の替刃・洗浄液代

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楽天やAmazonで「ブラウン シリーズ9 Pro+」を検索すると、9677cc、9667cc、9657cc、9617s と、数字が1つずつ違う型番がずらりと並びます。さらに 9577cc-V のような95で始まる型番も混ざり、価格は数万円の幅で散らばっています。パナソニックのラムダッシュPRO 6枚刃 ES-L690Uも、ES-L670U、ES-L650U、ES-L650D と4つの型番があります。

型番の違いの多くは、剃る性能ではなく付属品です。どの型番を選んでもヒゲの剃れ方は同じなのに、洗浄器やケースの有無で価格が1万円以上変わり、洗浄器を選ぶと毎月の洗浄液代がついてきます。ここでは両社の公式情報をもとに型番の関係を整理し、替刃と洗浄液に5年でいくらかかるかをメーカー公式の価格で計算しました。

なお、この記事は往復式の2ブランドの上位機に絞っています。回転式のフィリップスなどは扱っていません。

どの型番を選べばいいか

毎朝剃る人で、洗った刃を自分で乾かす手間を省きたいなら、洗浄器付きの型番を選びます。ラムダッシュなら ES-L670U、ブラウンなら 9667cc (色違いで 9665cc、9660cc) が、余計な付属品のない基本の組み合わせです。ES-L690U はナビモニターが付く分だけ高く、ブラウンの 9677cc は充電トラベルケースが付く分だけ高くなります。

洗浄器が要るかどうか迷うなら、要らない側から考えた方が失敗が少なくなります。両社とも本体は水洗いでき、お風呂剃りにも対応しています。洗浄器を付けると、後で計算するように洗浄液の費用が毎年かかります。ブラウンは洗浄器を後から単品で買い足せるので、迷ったら 9617s のような洗浄器なしの型番で始める手もあります。パナソニックは ES-L650U の消耗品・別売品の一覧に全自動洗浄充電器を載せていないため、洗浄器を使いたいなら最初から付いた型番を選びます。

ブランドの選び分けは、維持費と電池の持ちで考えるとはっきりします。ラムダッシュは洗浄剤が安く、5年の消耗品代は洗浄器付き同士でブラウンの半分強で済みます。ブラウンはヘッドが前後40°に動き、アゴ下まで密着すると説明しています。電池はブラウンがフル充電で最大60分、ラムダッシュは1日3分で約14日 (合計で約42分) なので、充電の間隔はブラウンの方が長めです。

今使っているラムダッシュやシリーズ9に不満があるだけなら、本体を買い替える前に刃を替えてみる価値があります。パナソニックが電気シェーバーを1年以上使っている515人に行った調査では、半数以上が刃を一度も交換したことがありませんでした。替刃は1万円強で、本体の買い替えより大幅に安く済みます。

ラムダッシュPRO 6枚刃は4型番、違いは充電と洗浄

2024年9月1日に発売された4型番は、6枚刃、約14,000ストローク/分のリニアモーター、ラムダッシュAI⁺、IPX7の防水、1日3分の使用で約14日もつ電池が共通です。違いはパナソニックの仕様表で次のとおりです。

型番洗浄充電付属ケース質量その他
ES-L690U全自動洗浄充電器洗浄充電器で約1時間、USB Type-Cで約2時間セミハードケース約230gナビモニター、20段階の残量表示
ES-L670U全自動洗浄充電器洗浄充電器で約1時間、USB Type-Cで約2時間セミハードケース約225g5段階の残量表示
ES-L650U水洗いUSB Type-Cで約2時間ポーチ約215gUSB電源アダプターは別売
ES-L650D水洗い (音波洗浄モード付き)ACアダプターで約1時間ポーチ約215gコードをつないだままでも使える充電・交流式

ES-L690U と ES-L670U の差は、剃り終わりに結果を表示するナビモニターの有無と残量表示の細かさだけです。剃る部分は同じなので、表示にこだわらなければ ES-L670U で十分です。

ES-L650U と ES-L650D は、どちらも洗浄充電器がない代わりに充電方式が違います。ES-L650U は USB Type-C で充電でき、スマホと充電器を共用したい人や出張が多い人に向きます。ただし USB 電源アダプターは別売なので、パナソニックが指定する出力5V・1Aのもの (純正は ES-RU1-01) を用意する必要があります。ES-L650D は付属の AC アダプターで約1時間で充電でき、電池が切れてもコードをつないで剃れます。USB では充電できません。

型番の末尾に付く「-K」は色を表します。パナソニックは消耗品ページで、品番末尾の「-K」や「-W」は色柄コードだと説明しています。ES-L690U-K と ES-L690U は同じ製品です。

ひとつ前の6枚刃の上位機 ES-LS9CX (2023年6月発売) もまだ売られています。こちらは全自動洗浄充電器に加えて USB 充電ケースが付くのが特徴です。一方で、パナソニックによると ES-L690U などの新しい深剃り刃は、深剃り刃1枚あたりのカット率が27.4%で、ES-LS9CX の17.2%から約50%上がっています。替刃も ES-LS9CX は ES9600、新しい4型番は ES9610 と別の品番です。

2026年9月には、手のひらに収まる「ラムダッシュ パームイン」にも6枚刃の ES-P690U、ES-P680U、ES-P650U が加わりました。本体の高さは5.9cmで、全自動洗浄充電器 (パームインポッド) が付くのは ES-P690U だけです。ほかの2機種は別売の ES-2P01 を買えば使えます。形がまったく違うので、ここでの比較からは外しています。

ブラウン シリーズ9 Pro+ は13型番、3桁目で付属品が分かる

ブラウンの公式サイトに載っているシリーズ9 Pro+ (型番が96で始まるもの) は13型番です。シェーバー本体はすべて同じで、付属品と色の組み合わせで型番が分かれています。

型番色洗浄器主な付属品
9687cc / 9680ccマットシルバー / マットブラック6in1全自動アルコール洗浄システム美顔器ヘッド
9677cc / 9670ccマットシルバー / マットブラック6in1全自動アルコール洗浄システム充電トラベルケース
9667cc / 9665cc / 9660ccマットシルバー / マットグレー / マットブラック6in1全自動アルコール洗浄システムケース
9657cc / 9655cce / 9650ccマットシルバー / マットグレー / マットブラック5in1自動アルコール洗浄システムケース
9617s / 9615si / 9610sマットシルバー / マットグレー / マットブラックなし充電スタンド

並べてみると、3桁目の数字が付属品の組み合わせ (8が美顔器ヘッド、7が充電トラベルケース、6が6in1、5が5in1、1が洗浄器なし)、4桁目が色 (7がシルバー、5がグレー、0がブラック) に対応しています。末尾の cc は洗浄器付き、s は充電スタンドのみです。ブラウンがこの規則を説明しているわけではありませんが、公式のラインナップはこの並びで揃っています。

6in1 と 5in1 の差は小さく、ブラウンの説明では6in1にだけ「洗浄モード自動選択」が付きます。前回洗った時期から洗浄の強さを自動で選ぶ機能で、洗浄、潤滑、乾燥、充電などそれ以外の機能は共通です。価格差が大きければ 5in1 の 9657cc で困ることはあまりありません。

充電トラベルケース付きの 9677cc は、ブラウンによるとケースを90分充電すれば最大6週間分のシェービングに使えます。本体だけでもフル充電で最大60分使えるので、1泊2日程度の出張なら本体だけで足ります。ケースが活きるのは、長期の出張や旅行が多い人です。

グレーの 9655cce と 9615si は、Amazon では「Amazon.co.jp 限定」として売られています。気をつけたいのは 9655cce で、ブラウン公式サイトの一覧では「5in1自動アルコール洗浄システム」、Amazon の商品名では「6 in 1 洗浄機付きモデル」と、記載が食い違っています。洗浄モードの自動選択が欲しい人は、購入前に販売ページの付属品欄で確認してください。

Amazon で検索すると、95で始まる型番に「-V」が付いた 9577cc-V、9556cc-V、9587cc-V なども出てきます。9556cc-V や 9587cc-V は商品名に「2023年モデル」と書かれていて、前の世代にあたります。ブラウン公式サイトの96世代のラインナップには、-V などの記号が付いた型番はありません。

5年使うと替刃と洗浄液にいくらかかるか

両社とも、替刃と洗浄液は使い続ける限り買い続けるものです。メーカーの公表している交換目安と公式の販売価格 (税込) で、5年間の費用を計算しました。

前提は次のとおりです。替刃はラムダッシュの一体型セット刃 ES9610 を約1.5年ごと、ブラウンの F/C96M を18か月ごとに交換するので、どちらも5年で3回買います。洗浄液は両社とも1個で約30日 (毎日1回洗浄した場合) なので、5年で60個使います。

単価 (出どころ)5年で使う量5年の費用
ラムダッシュ 替刃 ES961010,890円 (パナソニック公式サイト)3個32,670円
ラムダッシュ 洗浄剤 ES-4L03 (3個入り)1,100円 (パナソニック公式サイト)20箱22,000円
ブラウン 替刃 F/C96M14,366円 (ブラウン公式ストア)3個43,098円
ブラウン 洗浄液 CCR4CR (4個入り)3,832円 (BRAUNサービス オンラインショップ)15箱57,480円

まとめると、5年間の消耗品代は次のようになります。

構成5年の費用1年あたり
ラムダッシュ 洗浄充電器付き (ES-L690U、ES-L670U)54,670円約10,900円
ラムダッシュ 洗浄充電器なし (ES-L650U、ES-L650D)32,670円約6,500円
ブラウン 洗浄器付き (cc の型番)100,578円約20,100円
ブラウン 洗浄器なし (s の型番)43,098円約8,600円

差の大部分は洗浄液です。1個あたりで比べると、パナソニックの ES-4L03 は約367円、ブラウンの CCR4CR は約958円で、2.6倍の開きがあります。洗浄器付きのブラウンを5年使うと、消耗品だけで本体がもう1台買えるくらいの金額になります。

実際の負担はこの表より軽くなることが多いはずです。替刃も洗浄液もメーカー公式の価格より量販店や通販の方が安いことが多く、F/C96M は量販店の通販で1万円強で売られています (調べた時点の実売からの推定)。ブラウンの洗浄液も、個数の多いパックほど1個あたりが下がります。ブラウンの6in1は洗浄の強さを自動で選ぶので、洗浄液の減りが遅くなる日もあります。一方で、ブラウンは開封後の洗浄液カートリッジを少なくとも8週間に一度は交換するよう案内しているため、使う頻度が低くても年に6〜7個は必要です。

替刃の時期を延ばして節約するのはおすすめしません。パナソニックの交換目安は外刃が約1年、内刃が約2年で、一体型セット刃は約1.5年です。ブラウンも約18か月で平均600万本のヒゲを剃ると刃が劣化するとしています。切れ味は少しずつ落ちるので気づきにくく、同じところを何度も往復するぶん肌への負担が増えます。

型落ちの 95xx と ES-LS9CX を買ってもいいか

ブラウンの95で始まる型番 (9577cc、9567cc、9517s など) は2023年8月発売の前の世代です。96の世代との違いは、深剃り刃が「新・極薄マイクロ刃」になったこと、ヒゲの濃さを読み取る回数が毎秒160回から300回に増えたこと、洗浄や替刃の時期を色で知らせる表示が付いたことです。

このうち刃については、型落ちを選んでも後から追いつけます。ブラウンは替刃 F/C96M を「すべてのシリーズ9に使用可能」としていて、P&G も新しい刃は従来のシリーズ9 Pro+ にも使えると発表しています。95の型番が96より大きく安く売られているなら、95を買って最初の刃交換で F/C96M にする選び方は筋が通ります。センサーと表示は変わらないので、そこに価値を感じるかどうかで決めてください。

ラムダッシュの ES-LS9CX は事情が違います。替刃は ES9600 で、新しい深剃り刃の ES9610 は付けられません。ES-LS9CX を選ぶ理由は、新しい4型番にはない USB 充電ケースが付くことです。旅行先で充電器を持ち歩きたくない人なら候補になりますが、刃の性能を優先するなら ES-L670U 以降を選んだ方が後悔は少ないでしょう。

並行輸入品と保証、贈り物にするとき

保証期間はパナソニックが本体1年、ブラウンも保証書の上ではお買い上げから1年です。ブラウンは会員サービス「Braun Care+」に製品を登録すると最大5年まで保証を延長できるとしています。刃は両社とも消耗品で、保証期間内でも有料です。

ブラウンのシェーバーは海外向けの並行輸入品も多く出回っています。ブラウンの国内保証は、販売店名と購入日が記入された保証書を見せることが条件です。並行輸入品にはこの国内向けの保証書が付かないことが多く、ブラウンリペアセンターは海外で購入された機種の修理について個別に問い合わせるよう案内しています。本体は数年使うものなので、多少高くても国内正規品を選んだ方が安心です。

替刃は事情が少し違います。Amazon には「日本国内型番 F/C96M」と書かれた並行輸入の 96M が並んでいます。替刃はもともと保証の対象外なので、並行輸入品を選んでも保証の面で失うものは本体ほど大きくありません。気になるのは中身が本物かどうかで、出品者と出荷元を確かめてから買うようにしてください。

シェーバーを贈り物にする場合、保証書の販売店名と購入日の欄が埋まっているか、通販なら納品書が同梱されているかを確認しておくと、受け取った人が修理を頼むときに困りません。ブラウンの保証延長は使う人が自分で製品登録をする必要があるので、一言添えておくと親切です。

出典

  • パナソニック ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-L690U / ES-L670U / ES-L650U / ES-L650D / ES-LS9CX 仕様ページ、メンズシェーバー比較表
  • パナソニック ニュース「ラムダッシュPRO 6枚刃」シリーズ ES-L690Uほか計4機種を新発売 (2024年7月30日)
  • パナソニック プレスリリース「ラムダッシュ」シリーズ拡大 (ラムダッシュ パームイン PRO 6枚刃、2026年7月23日)
  • パナソニック 替刃のすすめ (交換時期)、シェーバー替刃互換一覧表、消耗品 ES9610 / ES-4L03 / ES-2L15 製品ページ
  • ブラウン シリーズ9 Pro+ 製品ラインナップ (9687cc〜9610s 各製品ページ)、シリーズ9用替刃 96M、自動アルコール洗浄器、保証とアフターサービス、Braun Care+
  • ブラウン公式ストア F/C96M 製品ページ、BRAUNサービス (ブラウンリペアセンター) オンラインショップ・よくあるご質問
  • P&Gジャパン プレスリリース ブラウン シリーズ9 Pro+ (2023年8月、2025年10月)
  • 価格.com 製品仕様 (ブラウン シリーズ9 Pro+ 9677cc、9567cc)

FAQ

Q.ブラウンの 9677cc と 9667cc は何が違いますか?
A.どちらもシリーズ9 Pro+ のシェーバー本体と6in1全自動アルコール洗浄システムが付いたマットシルバーのモデルです。9677cc には充電トラベルケースが付き、ブラウンによるとケースは90分の充電で最大6週間分のシェービングに使えます。出張や旅行でコンセントを探したくない人以外は、9667cc で足ります。
Q.型番が95で始まるシリーズ9 Pro+ と96で始まるものの違いは?
A.95で始まるのは2023年8月発売のモデル、96で始まるのは2025年秋に発売されたモデルです。96の世代は深剃り刃を「新・極薄マイクロ刃」に変え、ヒゲの濃さを読み取る回数を毎秒160回から300回に増やし、洗浄や替刃の時期を知らせる表示を加えています。替刃の F/C96M はブラウンが「すべてのシリーズ9に使用可能」としているので、95の機種でも最初の刃交換で新しい刃にできます。
Q.ラムダッシュPRO 6枚刃の ES-L690U と ES-L670U は何が違いますか?
A.刃、モーター (約14,000ストローク/分)、全自動洗浄充電器、セミハードケースは共通です。ES-L690U だけが剃り終わりに結果を表示するナビモニターと20段階の充電残量表示を持ち、ES-L670U の残量表示は5段階です。替刃はどちらも ES9610 で、維持費は変わりません。
Q.替刃と洗浄液に年間いくらかかりますか?
A.メーカー公式の価格で計算すると、ラムダッシュPRO 6枚刃 (洗浄充電器付き) は替刃 ES9610 を約1.5年ごと、洗浄剤を月1個使って年に約11,700円です。ブラウン シリーズ9 Pro+ の洗浄器付きモデルは替刃 F/C96M を18か月ごと、洗浄液カートリッジを月1個使って年に約21,000円です。差の大半は洗浄液の単価の違いです。
Q.並行輸入品のブラウンでも保証は受けられますか?
A.ブラウンの国内保証は、販売店名と購入日が記入された保証書の提示が条件です。並行輸入品にはこの保証書が付かないことが多く、ブラウンリペアセンターは海外で購入された機種について個別の問い合わせを求めています。本体は国内正規品を選び、届いた保証書と購入日の分かる書類を保管しておくと安心です。

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